知育の基本の考え方
2歳のお誕生日おめでとうございます!!!
2歳は、身長も伸びて、四頭身から五頭身になってきます。言葉も二語文から、三語文になってくる頃です。すぐに怒ったり、甘えたり。自立と甘えを行き来する時期です。魔の二歳児という言葉があるほどで、とてもワガママだったり、いわゆるイヤイヤ期がくることもある時期です。
同時に、着替えを自分でできるようになってくるなど、とっても自立してくる面もあります。自立するとということは、自我が強く育ってきているということ。だからこそ「嫌だ!」という意思表示をして、親とぶつかることも出てくるわけです。
2歳児のワガママに、全て100%全力で向き合う・・・というのはちょっと現実的ではないかもしれません。「何が嫌なの?どうして嫌なの?」と向き合って話をすることをしつつも、ちょっとほかのことに目をそらさせたり、抱きかかえて落ち着かせたり、ちょっと放っておいたり。そんな風に「完璧な子育てじゃなくても大丈夫」と思いながら接すると、心に余裕ができて、かえって落ち着くことも早い、みたいなこともありますよ。
まだまだ目を離せない時期ですから、知育も「一緒に遊ぶ」といったことが中心に。積み木で遊んだり、折り紙で遊んだり、楽器で遊んだり、「一緒に遊ぶ」を童心にかえってやれるといいですね。
流派別の知育
モンテッソーリ教育
両足ではねたりすることができるようになり、身体的にとても発達してきます。
自我が発達し、自分の意見をしっかり持つことになるため、イヤイヤ期になってきますが、モンテッソーリ教育では「どっちにする?」と子供自身に問いかけることをお勧めしています。
もちろんそれだけでは乗り切れないこともあるわけですが、親が、膝をつけて、子供と同じ目線になり、ちゃんと目を合わせて「お着替えして一緒に公園いくか、お着替えしないで一人で遊ぶのか、どっちにする?」と穏やかに、でも真剣に話をしてみましょう。
「自分で選ぶ」ということはモンテッソーリ教育でとても大切にされていることです。子供も自分でちゃんと選んだことは、しっかり守ってくれやすいものです。
シュタイナー教育
子供のイヤイヤ期に対して「シュタイナー教育ではこう対処する」という明確な方法論があるわけではありませんが、シュタイナー教育の考え方からすると「子供が感情的になっていること自体をそのままにしておける余裕」といったものが大切になると考えてよいと思います。
例えば子供と外出をする、と言ったときも、予定を詰め込み過ぎずに、時間に余裕をもって。そうすれば出がけにイヤイヤが始まったり、出かけた先でイヤイヤが始まったりしても、親の方は少し余裕をもって接することができます。
「今はテキパキとは用事を片付けられい時期なんだ」といい意味であきらめることができていると、イヤイヤ期を乗り切りやすくなるかもしれません。
七田式
だんだん言葉が増えてくる頃ですから、七田式の「自己紹介遊び」もしてみるといいでしょう。「お名前は?」「好きな食べ物は?」というように親の方が質問をしていって、それに沿って子供が自己紹介をします。
自己紹介は、自分を表現するとてもいいトレーニングになります。もっと小さなころは、とにかく言葉を「インプット」している時期でしたが、だんだんと「アウトプット」も上手になってきます。「アウトプット」する機会を楽しく作れると、自分を表現することもどんどん上手になっていきます。
ドーマン・メゾット
ドーマン博士は、【子供は算数の天才】と考えています。
ドーマン流のかなり具体的で細かい「算数の教え方」があり、その詳細は書籍などにゆずりますが、特徴としてはドッツカードというものを使って算数を学んでいきます。
数の概念を掴んでいくと、足し算、引き算、そして掛け算まで、どんどん吸収していきます。小学校に入る前に、小学校で学ぶ算数のほとんどのことは理解できてしまうのです。
今月のまとめ
- 自我が育ってきて意思表示が活発になる時期
- ワガママに全て100%全力で向き合う必要はないので、適度に放っておいたり、目をそらさせたりしても大丈夫
- 子供が感情的になっていること自体をそのままにしておける余裕を
- 知育も「一緒に遊ぶ」を大切に
- 子供と同じ目線になり、ちゃんと目を合わせて真剣に話をする
- 七田式の「自己紹介遊び」もおすすめ
- ドッツカードを使ったりして、数の概念も理解し始められる時期!