知育の基本の考え方
個人差はもちろんありますが、言葉もどんどん増えてくる時期です。「わんわん、きた」といった二語文から「ぶーぶ、あっち、いった」と三語文が出てくるようにも。
情緒面の発達もあり、喜怒哀楽がよりハッキリと出てくることも増えてきます。体もよりしっかりしてきて、できることも増えてきます。
流派別の知育
モンテッソーリ教育
片足で立てるようになってきます。引き続き運動の敏感期ですから、できることもどんどん増えていきますし、親としても成長が見て取れて楽しい時期でしょう。
「かかしの真似をする」みたいな遊びを親子で一緒にやるのもいいかもしれません。「どっちの方が長くかかしさんができるかな?」と競争してみたりするのが大好きな子供もたくさんいます。
シュタイナー教育
「自分で遊べる」ということがぐっと増えてきます。
シュタイナー教育では、大人の役割は「子供が自由に過ごせる環境を提供する」という面が大きいと言えます。
例えば「ここには大けがをするようなものはまずないな」というような公園に連れていって、子供が自由に遊べる、というようなこともいいでしょう。親の方もゆったりとベンチに座って子供を見守る、、、というような時間の過ごし方もできるといいかもしれません。
あれもさせなきゃ、これもさせなきゃ、というようにあくせくするよりは、子供を信じて見守る、というような姿勢がシュタイナー教育的と言えるかと思います。
七田式
七田式では「数遊び」も推奨されています。大きなそろばんのような玩具を使ってもいいですし、身近な食べ物などでやってもいいでしょう。「みかんは何個ある?」「3つのいちごと、2つのいちご、足したら全部で何個ある?」のように、実物を見ながらやっていくと、数の概念も掴みやすくなります。
「時計遊び」もしてみましょう。まずは日常の生活の中で「あ、12時だね。お昼ご飯にしよう」「6時になったらお夕飯を食べようね」というように、”時間”というものがあるということを伝えていきましょう。最初はちゃんと理解できなくても時計を見せながら「これが3時だね」などと伝えていくと、だんだんと子供も慣れてきます。
ドーマン・メゾット
ドーマンメソッドでは【テストは子供の学習意欲を阻害する】と考えられています。テストされて「できていない」と指摘されることは、大変な苦痛です。大切なことは「できたこと」です。
子供と接するときには「これができていないね」ということよりも「これができているね」「これができたね」ということを大切にしましょう。2歳を過ぎてくると、0歳の時よりも「できていないこと」も意識が向きやすくなってきますが「できていること」「できるようになったこと」を大切にしてください。
今月のまとめ
- 「かかしの真似をする」みたいな遊びに挑戦し、どんどん身体を動かしてみる
- ひとりで遊べる時間も増えてくる!
- 子供が自由に過ごせる環境を提供する
- 七田式では、数遊びや時計遊びも取り入れたい時期
- 子供と接するときには「これができていないね」ということよりも「これができているね」「これができたね」ということを大切に