知育の基本の考え方
スキップやジャンプなどもできるようになり、身体的な発達もどんどん進んでいます。外遊びが好きな子も、内遊びが好きな子も個性がありますが、外遊びは身体能力を伸ばすとてもよい機会です。
ブランコに一人で乗ってみたり、低い鉄棒にぶら下がってみたり、、、ということも、バランス感覚や筋力をどんどんトレーニングしてくれています。
子供が遊びたがるようであれば、大けがはしない環境であることは確認したうえで、自由に挑戦させてあげるのもいいでしょう。「怪我しないように」「危なくないように」という気持ちも大切ですが、「少しくらい転んでも大丈夫」といった余裕も持っているとよいでしょう。
流派別の知育
モンテッソーリ教育
言語の敏感期も続いています。どんどん喋る言葉が増えていって、親の方も驚いてしまいます!
赤ちゃん言葉で接する、というよりは、普通に話しかけるような感覚でもよいです。難しすぎる必要はありませんが、小学生くらいの子供に話しかけるくらいのつもりでもいいかもしれません。
その場で言葉の意味が分からなくても、言葉としては吸収していますし、興味をもった言葉については「それってどういう意味?」と聞いてきたり、表情で示してくれたりも増えてきます。興味を持った言葉については、親なりに説明をしてみるのもいいでしょう。
シュタイナー教育
子供自身が「大切にされている」「愛されている」と実感できるような時間や体験が、シュタイナー教育で大切にされている「この世は善なる場所」という認知を育んでいきます。
「大切にされていない」と感じてしまうのは、例えば、自分がしたいと思うことをさえぎられたときなどです。服の着替え一つでも、本人が「自分でしたい」となったら、できるだけそれを尊重するようにするといいでしょう。
しかし「放っておかれた」となっても寂しいものです。いつでも見ていて欲しい、見守っていて欲しいといった気持ちもあったりします。つかず、離れず、「今日はどんな塩梅がいいかな?」とちょっと楽しむくらいの気持ちで過ごせるといいかもしれませんね。
七田式
七田式の特徴は「右脳開発」にありますが、例えば「残像遊び」などがそれにあたります。
残像遊びは、例えば「オレンジ色の紙の中心に青色の丸がある」というような紙を用意します。そして「青い丸を15秒間見てね」といって見させて「目を閉じて。何色の丸が見える?」と聞くと、ほとんどの場合、補色であるオレンジ色の丸が見えます。
これを繰り返していると、だんだんとそのままの色(この場合は青)の丸を目を閉じてイメージできるようになります。この残像遊びは、集中力を高めるのに適していて、実際に目を閉じて残像をみているときの脳波を測定するとα波(リラックスし集中できる脳波)が計測されます。
ドーマン・メゾット
10カ月のところに書きましたが、ドーマンメソッドでは【子供に強制することは誰もできない】と考えています。ピアノを覚えさせるとか、英語を覚えさせる、ということを「強制する」ことはできません。
では、どう接するとよいかというと、例えばピアノを覚えるのは
楽しそうに演奏をしているのを見せる
↓
子供がピアノに向かってみる⇒周りの大人は盛大な拍手
↓
またピアノに触れたい!
このプロセスが重要なのです。
今月のまとめ
- 大けがはしない環境で自由に挑戦させる
- 外遊びは身体能力を伸ばすとてもよい機会!
- 赤ちゃん言葉で接する、というよりは、普通に話しかけるような感覚でOK
- 興味を持った言葉については、親なりに説明をしてみる
- 服の着替え一つでも、本人が「自分でしたい」となったら、できるだけそれを尊重する
- さまざまな遊びが獲得できる時期、いろいろ挑戦してみる