知育の基本の考え方
お誕生おめでとうございます!
0ヶ月の赤ちゃんにとって一番の知育は、ママやパパのぬくもりや声です。抱っこをしてもらう、名前を読んでもらう・・・そういったこと一つ一つが、赤ちゃんの「天才」をこれから育てていく上で大切な、広くて豊かな土壌を育んでいきます。
「泣いたらすぐにママが飛んできて、オムツを替えてくれた」みたいなこと、”成功体験”になるとか、”自信”になる、という教育者もいます。赤ちゃんにとって「泣く」は自分が今できる精一杯のことです。その精一杯のことをした結果、「ちゃんと報われる(オムツを変えてもらえる)」といった体験を、日々積み重ねているわけです。
0ヶ月の頃は、とにかく出産という大仕事を終えたママの体は、体力を奪われています。上手に家族に頼ったり、甘えたりしながら、家事などのことはお願いをして、体力の余裕をもって赤ちゃんに接することができるように配慮することが、何よりの知育になります。
流派別の知育
モンテッソーリ教育
モンテッソーリ教育では「0ヶ月でこれをすべき」ということは特別ありませんが、赤ちゃんの敏感期をとても大切にしています。0ヶ月では、ほとんど行動が出てくることはありませんが、例えば少しでも何かを触りたそうであれば「触りたい」という敏感期ですし、少しでも声を出そうとすれば「声を出したい」という敏感期だ、ということになります。
少しでも声を出すことがあれば「うん、うん」と返すだけでも。赤ちゃんは分からないなりにも「ママに伝わった」みたいな感覚を、身体に刻んでいるかもしれません。
シュタイナー教育
シュタイナー教育でも「0ヶ月でこれをすべき」ということはありませんが、0~7歳は、身体を育てる時期とされています。(7~14歳は心を育てる、14~21歳は思考を育てる)
「世界は善であり、その世界に私は受け入れられている」と感じられるようにすることが大切と考えられていますから、ママやパパの笑顔や、スキンシップが、この根底の世界観を育んでくれることでしょう。
過剰な刺激を避ける、というのもシュタイナー教育の特徴です。TVの明滅や、大音量などは避けて、太陽の明るさの変化を感じられるように過ごす・・・そんな風にしてみるのもいいかもしれません。
七田式
七田式の「特徴」はフラッシュカードなどを使った右脳開発にあると言えますが、七田式幼児教育はそれだけではありません。一つ、とても大事にされているのが「8秒間の強い抱きしめ」というものです。
これは、その名の通り、8秒間、子供を強く抱きしめる、というものです。とにかく、その8秒間は、我が子をぎゅっと抱きしめてみましょう。抱きしめられた赤ちゃんはもちろん親の愛情をしっかりと感じるでしょう。
人間には不思議なところがあって「愛しているから抱きしめる」のと「抱きしめることで、愛が感じられる」のとあります。行為が先ということがあるのです。ただただぎゅっと抱きしめる。そんな8秒間を1日の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
今月のまとめ
- 抱っこしてあげる、七田式では「8秒間の強い抱きしめ」が大事
- 名前を呼んであげる(声をかけてあげる)
- 穏やかな環境を整える(TVなど刺激が強いものは見せない、自然な遊び道具)
- 体力の余裕をもって赤ちゃんに接する
- 笑顔やスキンシップが世界に受け入れられているという安心感を育む