知育の基本の考え方
3か月になりました!
体重が生まれたときの2倍近くになってきて「あっという間に大きくなる!」と感じられることも多いでしょう。首がすわってくる赤ちゃんも多く、抱っこひもを使っておんぶをする、といったことも少しできるようになってきます。
少し表情が出てきて「あれ?今笑ったかな!」みたいなことが出始めてくる頃でもあります。赤ちゃんの表情が出てくると、ますます子育ても楽しくなってきますね!
指しゃぶりをし始める子もいます。「指しゃぶり」は、発達の大切な階段の一つです。これによって、ものの固さや、肌触りなどの情報をどんどん吸収して、脳も発達していきます。
ベビーカーや抱っこひもでのお散歩なども、短時間でいいのでするとよいでしょう。昼夜の区別がついていくことにもつながりますし、家の中でいるよりも、赤ちゃんにとっても外の世界は刺激がいっぱい!「たくさん刺激を受けて、疲れて、夜寝やすくなる」といった面もありますし、その刺激たちは赤ちゃんの脳をどんどん発達させてくれています。
流派別の知育
モンテッソーリ教育
言葉や感覚の敏感期です。感覚の敏感期は、五感の敏感期です。視覚の発達に注目してみましょう。吊るすおもちゃなどの動きを、目で追います。そうして視覚が鍛えられていくのです。
日本に昔からある唐松模様や、市松模様などを見せてみるのもいいでしょう。細かい模様はまだよく見えませんから、大きな柄のものを用意して。それを「見る」というだけで、赤ちゃんの視覚がどんどん発達していきます。
「白と黒の模様だねー」「はっぱみたいな形だねー」などと、コミュニケーションも楽しみながらやってみてください。
シュタイナー教育
赤ちゃんは「心地よさ」に敏感です。肌触りの良いものが大好きです。お布団でも、ベビー服でも、「気持ちのいいものかな?」という観点で選んでみてもいいかもしれません。
ソファのカバーや、親の来ている洋服など、意外と赤ちゃんが触れるものは多いもの。「これをちょっと変えてみようかな?」と思ったところから、できる範囲で「赤ちゃん視点でのモノ選び」をしてみてはいかがでしょうか。
七田式
七田式では、赤ちゃんの音感を育むのに楽器の音色を聞くことを推奨しています。絶対音感などもそうやって養われていくと考えています。
音楽を「表現する」つまりアウトプットするのは3歳以降だと考えていますが、インプットは0歳児もしています。様々な音色、音階を耳にしていることで、「音感」が養われていくのです。
BGMにお気に入りのクラシック音楽などを流してみるなど、親も一緒に楽しめる音楽の時間を作ってみては。
ドーマン・メゾット
ドーマンメソッドでは【子供は事実から法則を発見する天才】と考えています。子供に事実を教えると、その背景にある法則も発見します。逆に、小さな子供に法則を教えても、そこから事実は発見できません。
例えば英語の「run」→「runner」、「huge」→「hugger」、「sail」→「sailor」という事実を吸収すると、と、そこから法則を発見して「speak」→「speaker」と推測することもできます。子供は「法則を発見する」天才なのです。
今月のまとめ
- 「指しゃぶり」は、発達の大切な階段の一つなのでそのままやらせてあげる
- お外をお散歩する時間もとても大事!環境が変わるだけで赤ちゃんにとっては刺激がいっぱい
- インプットは0歳児からしていますので、お気に入りのクラシック音楽などを流してみるなど、親も一緒に楽しめる音楽の時間を作ってみるのもおすすめ
- ドーマン・メゾットでは、子どもに「事実」を教えることを重視、事実に触れる機会をたくさんつくる