七田式幼児教育の考え方や特徴、歴史などを紹介します。
七田式幼児教育とは
創始者
七田式幼児教育理論を確立し、七田式教室を世界的に展開した、七田眞が創始者です。
輩出
七田式幼児教育の特徴
基本の考え方
もともと右脳の研究、右脳教育から始まっており、その研究成果を幼児教育にも応用したものが七田式幼児教育理論です。
「右脳教育の基本は、心の教育です。右脳開発のカギは、やさしさなのです。」と著書の中でも書いているように、右“脳”開発と呼びながらも、むしろ”心”と強調しているところに、考え方の特徴が見えます。
世界的な脳の研究から、早期教育、特に0歳教育を最重要と考えています。七田式でいう0歳教育は「知識を詰め込む」ことではなく「愛情をかけて、手をかけて、言葉をかけて、ほめて育てる」ものだということです。
「愛情をかけること、手をかけること、言葉をかけることの大切さを忘れ、ただ機械的にカードをフラッシュして見せたり、テレビやラジオ、テープなどに頼った知的教育だけを行うと、子供がおかしくなってしまう」と偏った幼児教育に警鐘を鳴らしています。
人間を動かしているのは、潜在意識(右脳)の影響が大きいと考えて、潜在意識にマイナスのイメージが入っていればマイナスの行動をとりがちで、プラスのイメージが入っていれば、プラスの行動をとると考えます。そういった考えから「8秒間の強い抱きしめ」や「5分間暗示法」などの方法が開発されています。
右脳教育、まず全体を与え、理解や記憶を求めません。例えば、子供が分からないであろうというような、難しい言葉が出てくるようなものでも問題にしません。繰り返し読んで聞かせて、全体を暗記させてしまいます。これが右脳教育の特徴です。
左脳教育では暗記よりも理解が大切と考えます。少量ずつ相手の理解力に合わせて徐々に難易度を挙げていきます。右脳教育は、大量に高速にインプットすることが必要なのです。
子どもの発達区分に対する考え方
七田式幼児教育では、次の4つの発達段階に区分します。
- 胎児期:右脳時代
- 0~3歳頃:右脳優位の時代
- 3~6歳頃:右脳から左脳への移行期
- 7歳~:左脳優位の時代
右脳時代
愛情たっぷりに語りかけ、やさしくタッチングをしてあげましょう。
右脳優位の時代
大量・高速で、右脳に情報をどんどん入力する時期です。理解を求める必要はありません。
思春期
右脳にひらめいたことを表現していく時代です。
青年期
大きくなっても右脳と左脳をバランスよく使えるように記憶・速読の訓練などをしていきます。